[解答12](ロ)

 ユニバーサル型吹出し口を天井面に設置する場合には、
吹出し気流は天井面に沿わず、羽根角度より狭い角度の垂直下方軸流吹出しとなる。

グリル型吹出し口は、格子状の可動羽根を持つ形式をユニバーサル型グリ
ルと称し、羽根が垂直のものをV型、水平のものをH型と呼称している。羽
根が二重に配置され表面の羽根が垂直、奥の羽根が水平のものをVH型と称
し、この逆をHV型と呼んでいる。グリルに風量調整用のシャッタを付けた
ものをレジスタと称している。製作サイズは、接続ダクトの内径寸法(W×
H[mm])で呼称され、ダクトの寸法に合わせるため、フリーサイズに近い。
この吹出し口は、吹出し気流の特性から壁付で使用されるのが一般的である。
天井に設置した場合は、羽根角度を最大に開いても、吹出し気流は天井に沿
わず、羽根角度より狭い角度の垂直角度の垂直下方軸流吹出しとなるため、
居住域に流速の速い気流が侵入しない配慮が必要となる。